大麻博物館

麻糸生み後継者養成講座

太古の昔から、日本では繊維の主流であった大麻草。しかし現在、国内での麻糸流通量はほぼゼロ、麻糸生みの技術を継承しているのは、わずか10名以下と言われています。この状況を打破するため、2012年より東京・自由が丘で「麻糸生み後継者養成講座」を定期的に開催しています。

「国産大麻糸の特徴」
しなやかで、使い込むほど柔らかく、ちょっとやそっとの事では破れない強さが特徴です。繊維自体がチューブ構造となっており、夏涼しく、冬暖かく日本の気候風土に適しています。
夏のスーツなどで知られる品質表示上の「麻」は現在、本来「麻」と呼ばれていた大麻草ではなく、外来種のリネンやラミーとなっており、大麻草は指定外繊維と表示されます。
また、近年アパレル業界などで多く利用されるヘンプは、海外の大麻草でつくられていますが、気候風土や加工方法が違い、日本古来の麻布とは厳密には異なります。

「主な用途」
伝統的な大麻織りの用途だけでなく、クラフト作家からも注目を集めるほか、日光東照宮をはじめとした国宝など遺産の修復や、神社の鈴緒(本来は大麻製でしたが、現在はビニール製がほとんどに)などの用途には不可欠な素材です。また、古くから続いている酒蔵の絞り布や、麹づくりの敷き布にも使用されてきました。

「衰退した背景」
国産の大麻糸は戦後、急速に衰退しました。その主な要因は、繊細な繊維ゆえに、急速に発展した紡績産業の陰で、工業化の波に乗れなかったという点です。結果、昭和40年代初頭に流通が途絶えた国産大麻糸は、関係者の間でも「既に失われたモノ」という認識が広まっていました。

「講座について」
当講座では女性限定の講座です。約10ヶ月をかけ、プロの績み手を養成します。
その成果は「よりひめ」というブランドにて、正式に販売しています。麻糸は全て手作業で紡がれるため、績み手によって糸の風合いが異なります。糸の個性の違いも含め、約半世紀ぶりの国産大麻糸の流通販売となる「よりひめ」をお楽しみ頂けると幸いです。

※受講者(女性限定)は随時、募集中です。スケジュールなど詳細はリンクをご覧下さい。

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